
作詞:青谷明日香 作曲:青谷明日香 編曲:minjah
私ゃ 赤い太陽を背中に背負って
一二三、一二三と鍬を振り下ろす
私ゃ 生涯この畑が舞台
まめだらけ
ささくれだらけの手で
私ゃ 生涯鍬を振り下ろす
まめだらけ ささくれだらけの手で
冷ややかに嘆くよりも
大蛇のような墓標を立ててやろうか
東風は吹く
赤い太陽を切って
東風は吹いた
しゃがれた頭の中に
私ゃ 赤い太陽を背中に背負って
握りしめるはずの 鍬を投げ捨てて
私ゃ 灯りのある方へと向かった
まめだらけ
ささくれだらけの手をふって
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ある日、旅番組を見ていた所、アフリカあたりで沢山の木の枝を背負った女の人たちが荒野をあるいていた。リポーターらしき人物が車を降りてその集団に話しかける。
「何をしているんですか?」
「木の枝を運んでいるの。」
「どこまで運ぶんですか?」
「村まで。朝取りに行って、村に帰るのは晩になってしまう。毎日毎日、死ぬまで同じことを繰り返すのよ。」
私はその映像をみて静かな衝撃を受けた。ここ日本とはあまりに違う人生の選択の狭さ。
その女の人たちが、枝を取りにではなく街へ向かうことは許されるのか。
私たちの中にある数多くの選択肢。何気なく選んでいる物事は、実は重みがあるのではないか。
忘れてはいまいか。
そんな質問が頭を駆け巡った。
そしてこの曲ができた。
舞台はある農村。女は毎日鍬を振り下ろして畑を耕す。
ここでしか自分というものを表現できまい、と思い込んで。
そこに東の街からやってきた風が吹いた。都会からの旨味がある風。
女は気づいた。自分には他の道を選ぶこともできるのではないか、と。
女は決意した。それまでの自分を捨てて、ゆっくり、ゆっくりと歩き出した。(青谷明日香)
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POSTED BY minjah : 2005年06月19日 16:19